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アカアマコーヒーは、2010 年にタイのチェンマイで始まった、コーヒーショップ。

森林農法でのコーヒー栽培から、精製、焙煎、カフェでの提供まで全てを一貫して行っています。

Growing, Processing, Roasting, and Brewing

お母さんを筆頭に、親戚やお隣さんも総出でコーヒーの栽培を始めた。バリスタとして働いている弟もいる。
村からチェンマイまでコーヒー豆を車で運ぶのは従兄弟の役割。バリスタだった妹は、村に戻って自分の農園を始めた・・・。
そんなふうに、アカアマコーヒーは家族のみんなで作り上げ、栽培から精製、焙煎、カフェでの提供まで一貫した事業を行っています。
村を出たら戻ってくることはなかった若者たちが、コーヒーのために村へ戻ってくるようになったことも大きな変化。
「親世代は頭が硬いから、新しい栽培方法や精製方法を自分で試して美味しいコーヒーを作って両親には実体験を持って教えるんだ」
そう語る若手農家の彼から届くコーヒーは毎回精製方法が違い、味わいも年を重ねるごとに美味しくなって、飲む人を驚かせます。
アカアマコーヒーの生産者とバリスタは直接お互いの情報を交換し合いそれぞれの場所で美味しい一杯を届けられるように日々努力を重ねています。

History in Thailand

History in Thailand

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AKHA AMA COFFEE を立ち上げたリー・アユ・チュエパは、1985 年、タイ北部のメージャンタイというアカ族の小さな村で生まれました。元々は中国南部に住んでいた民族でしたが、難民として逃れタイに移り住んできた人たちで、国籍もなく、当時は電気も通ってない貧しい村でした。電化製品なども見たことがなく、靴も履かずに裸足で村を「ターザン」のように駆け回っていた幼少時代を送っていたと話すリー。当時は学校に行くのにもお金がかかるため村で学校に行く子はほとんどいませんでしたが、リーのお母さんが息子の将来を変えていきたいと強い思いで必死に学校に通わせ、奨学金なども利用し、村で初めて大学を卒業したのが、リーでした。

お母さんはコーヒー栽培で手にしたお金で必死に学校に通わせてくれましたが、当時のコーヒー栽培は、品質や栽培方法は無視され、商社に安く買われるものでした。

リーの学生時代の夢は難民支援に携わるソーシャルワーカーでしたが、支援が必要なのは自分の村だということに気づき、自分の村で家族が栽培しているコーヒーを正当に現金化できるような仕組みを作り、村が抱える問題を解決していこうと、現在は妻のジェニーと共に24 才の時にAKHA AMA COFFEE を立ち上げました。商社などを介さずに、自分たちの家族が作っているコーヒーを自分で作ったカフェで提供することで、高い利益を村に還元することを具体的に実現させていきました。

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2010 年に始まったAKHA AMA COFFEE は、現在チェンマイに3店舗、日本に2店舗の計5店舗を構え、タイ・日本で焙煎を行なっています。リーが手がけるコーヒーは、今やタイを代表するスペシャルティコーヒーとして評価されています。森林農法・完全無農薬の持続可能なコーヒー栽培を続ける姿勢は、貧困を解決するためのソーシャルビジネスモデルとしても世界中から注目をされ、社会起業家としても地域復興の成功モデルとしても世界各国から講演依頼が来るほどになりました。

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村でのコーヒー生産量も年々と伸び、村から出たら戻ってくることがなかった若者たちが村へ戻りコーヒーの生産を家族と協力して行う姿も多く見られるようになりました。

コーヒー豆の品質も、毎年様々なプロセスを試行錯誤したり、無農薬だからこその害虫対策や災害対策などへの取り組みも村の人たちと話し合いながら常に改革・改善を行い、タイ国内、そして日本、世界中へと高品質なコーヒーをお届けしています。

History in Japan

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オーナー夫妻

AKHA AMA COFFEE JAPAN を立ち上げた市川純平と山下夏沙 がチェンマイでアカアマコーヒーに出会ったのは2013 年のこと。世界中を旅していた途中のチェンマイで偶然見つけたコーヒーショップ、アカアマコーヒーで飲んだ一杯のコーヒーに衝撃を受け、2014 年に、アカアマコーヒーが開催した「COFFEE JOURNY」に参加し、メージャンタイ村にてホームステイ、収穫などのプロセスを体験し、タイと日本での交流がスタートしました。

その後高田馬場にて市川・山下が2014 年に開業した「地球を旅するCAFE」にて、開業当初からアカアマコーヒーを提供。日本では初めて正式にアカアマコーヒーを提供するお店として経営する中でタイのアカアマコーヒーチームとの交流を重ね、アカアマコーヒーを少しずつ日本で伝え始めました。

2019 年チェンマイにて、リー・ジェニー夫妻と4 人でアカアマコーヒージャパンを立ち上げることを決意。村ではコーヒー栽培が盛んになり、若い世代も参画し盛り上がっている中、チェンマイの3店舗だけでなく、東京でもこのビジネスモデルを伝えながら村で作るコーヒー豆をもっと販売していこうと、東京での開業を決めました。

開業直前に世界中で新型コロナが大流行し、タイと日本での行き来が出来なくなったまま、2020 年7 月に東京の神楽坂に小さなコーヒーショップをオープン。当初焙煎機を導入しスタートする予定が、リー・ジェニーがタイから焙煎やスキルのレーニングに来日することが叶わず、焙煎豆を空輸しながらのスタートとなり
ました。「飲んでくれるひとりひとりに、アカアマコーヒーのストーリーを伝える」ことを意識してカフェを運営し、コーヒーのおいしさと共にアカアマコーヒーのストーリーが日本中に広まっていることを実感しています。

オーナー夫妻とリー君
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2024 年10 月、早稲田にて焙煎機を構えたロースタリーカフェをオープン。コロナ後はようやく日本とタイのスタッフの行き来が盛んになりました。日本のスタッフがタイの農園でコーヒーの栽培から収穫、精製などの体験をしたり、アカ族の村にホームステイして暮らしを体験したりすることも叶うようになりました。タイからは、日本でのオペレーションや、コーヒーのクオリティ、焙煎や技術などのトレーニングのためにタイの現地スタッフが中長期で日本店に働きに来日するなど、タイと日本とワンチームとなり運営をしています。